ポラロイドカメラで使えるフィルムをお探しの方

IMPOSSIBLE FILM とは

2008年2月、ポラロイド愛好家を落胆させたポラロイドフィルムの製造中止の発表。しかし、2010年2月、世界各地での熱心な存続活動を受け立ち上がった「The Impossible Project」がフィルムの開発・再生産を開始しました。発売当初は、品質に多くの問題を抱えていましたが、新しいフィルムが登場するたびに改善され続けており、品質はかなり高まってきました。
Impossible社製「INSTANT FILM」は、Polaroid社のフィルムを製造していたオランダの工場で生産しているため「規格」は同じですが、従来のPolaroid社製フィルムと現像の仕組みから撮影結果まで、全く別のもので、光、湿度、温度、あらゆる自然環境に影響を受ける、とても繊細なフィルムです。撮影時などは、下記の注意事項をご確認の上、特性を生かし、これからもポラロイドカメラを楽しんで下さい。

発売中のフィルムについて

Impossible社製「INSTANT FILM」は大きくわけて「低感度フィルム」と「高感度フィルム」の2種類あり、それぞれに「カラー」と「モノクロ」があります。またフレームのカラーバリエーションもあり、コラボフィルム・限定生産フィルムなども不定期でリリースされています。

  • 低感度フィルム

    低感度フィルム / FILM FOR SX-70

    「SX-70」及び「SX-70 BOX type」で使用可能なフィルムです。カラーの現像時間は約30分、モノクロの現像時間は5〜10分です。

  • 高感度フィルム

    高感度フィルム / FILM FOR 600

    「SLR680/690」及び「600 BOX type」で使用可能なフィルムです。NDフィルターを使用すれば「SX-70」でも使用可能です。カラーの現像時間は約30分、モノクロの現像時間は5〜10分です。

撮影後のケアについて

Impossible社製「INSTANT FILM」はとても繊細なフィルムです。特に「遮光」と「乾燥」はとても重要ですので必ず取り入れてください。

  • 遮光

    撮影後のフィルムに光が当たらないようにしてください。特に撮影直後(現像液がブルーの状態のとき)はとても重要です。遮光を忘れてしまうと「赤っぽい仕上がり」になったり「白っぽい仕上がり」になるので注意してください。

  • 乾燥

    現像が上がった写真の質感を保つためには、現像済みのフィルムを乾燥させることが必要です。特に湿気の多い季節は、現像液が劣化し、変色したりする場合があります。撮影後は、市販の乾燥剤と一緒に保管し、劣化を少しでも防ぎましょう。

Tips|白っぽい仕上がり、コントラストが低すぎる仕上がりになった場合

Step1|温度をチェックします

現像時の温度は「フィルムの現像温度:14-28℃」で保って下さい。極端な寒さで放置した場合、コントラストが低く白っぽい写真になりますので、ジャケット等のポケットに写真を入れ、体温で暖めて下さい(暖めすぎると温度が高すぎるため、よりコントラストの強い写真に仕上がりになりますのでご注意ください)

Step2|遮光をチェックします

遮光は大切!

撮影後は、出てきたフィルムをすぐにひっくり返すなど、フィルムの現像面を覆い保護して下さい。そのまま、放置したり、光(特に太陽光は注意が必要)をあてすぎると、より白く、コントラストも低くなりすぎてしまいます。

Step3|明暗コントロールを調整してみる

明暗コントロールの位置を「ホワイト50%」「ブラック50%」になっているか確認してください。明暗コントロールをホワイト側に回し過ぎると、より白っぽい写真に仕上がります。明暗コントロールは、カメラで個体差があり、微妙な設定の違いでも仕上がりにかなりの差があらわれます。設定を変えても改善しない場合は、フィルムの不良や、露出を設定する部分の故障が考えられますので、弊社までご相談ください。

Tips|赤っぽい仕上がり、コントラストが高すぎる仕上がりになった場合

Step1|温度をチェックします

現像時の温度は「フィルムの現像温度:14-28℃」で保って下さい。極端な暑さ(25℃以上)で放置した場合、コントラストが高すぎる仕上がりになったり、やや赤く、黄ばんだ色合いに変化します。

Step2|フィルムとカメラの感度をチェックします

思い通りの写真に仕上げたい場合、対応機種のフィルムを使用するのが最も良い方法です。高感度フィルムを使用するカメラで「低感度フィルム」を使用すると、暗すぎる写真に仕上がります。SX-70でも「600電子改造」で高感度タイプのカメラに改造してあるものがあります。

Step3|明暗コントロールを調整してみる

明暗コントロールの位置を「ホワイト50%」「ブラック50%」になっているか確認してください。明暗コントロールをブラック側に回し過ぎると、暗い写真(またはコントラストが高い写真)に仕上がります。明暗コントロールは、カメラで個体差があり、微妙な設定の違いでも仕上がりにかなりの差があらわれます。設定を変えても改善しない場合は、フィルムの不良や、露出を設定する部分の故障が考えられますので、弊社までご相談ください。

改善しない場合はご相談ください

Step1|まずは「お問い合わせ」よりご連絡ください

お問い合わせフォームよりオンライン見積受付を行います。(お問い合わせフォームはこちら
お名前・メールアドレスをご記入の上、件名に「SX-70の質問」と記載の上、お問い合わせ内容に「症状」を詳しくご記入ください。
ご連絡頂きました内容に関して折り返しメールをさせて頂きます。

Step2|カメラを弊社に発送してください

カメラをお預かりして、無料で検査(修理が必要な場合は見積)をさせて頂きますので、以下までお送りください。このときに撮影したフィルムを同封してください。

〒660-0892
兵庫県尼崎市東難波町3-19-16
株式会社on and on カメラ事業部 宛

フィルムカートリッジは抜き、付属品(ストラップ・速写ケース)などを外し、本体のみを発送頂きますようご協力をお願いします。
発送にかかる費用はお客様のご負担となります。ご了承ください。

Step3|総合点検・修理箇所の特定

こちらに無事届きましたら、こちらより一度ご連絡致します。
1週間から2週間以内にお預かりしているカメラを総合点検します。修理が必要な場合は、この時点でお見積させて頂き、ご連絡致します。 簡単な調整で終わり修理不要な場合は、メールにてお知らせ後、着払い(ヤマト便)にて発送させて頂きます。

Step4|修理・発送

修理が必要で修理を行う場合は、修理・調整完了後、メールにてお知らせ致します。振込確認ができ次第、元払い(ヤマト便)にて、ご指定先に発送をさせて頂きます。お手元に届き次第、確認をお願い致します。
修理を行わない場合・修理ができない場合は、メールにてお知らせ後、着払い(ヤマト便)にて発送させて頂きます。